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法律・経済最新ニュースのかんたん解説 読者数 4,733名
Vol.136 2007/2/14 (毎週水曜日発行)
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┏ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
トレンドニュース4題
1.「ネットコンシェルジュ」繁盛情報整理・提供で流通業の役割
2.硬貨流通残高が初の減少!消費者敬遠で硬貨流通に異変あり
3.中小でも取り組める次世代育成策子育て支援はきめ細かい対応で
4.在庫担保による新たな資金調達都市銀ほか各地金融機関で本格化
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○「ネットコンシェルジュ」繁盛情報整理・提供で流通業の役割
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フランス発祥のコンシェルジュはホテルで始まった。日本でもホテル、病院、デ
パート、銀行などで専門の顧客担当を置くようになった。これがインターネット上
でもネットコンシェルジュと称し、ネット上の情報案内役をサービスする企業(サ
イト)が繁昌している。
業種は多岐にわたり、最近目立つのは欠陥住宅問題で惑う消費者向けに建設関連
企業がハウジング・ネットコンシェルジュサイトを開設し、契約トラブルなどの相
談に応じている。医師など医療関係者向けのサイトも利用率が高い。国内最大ポー
タルサイトm3.com(会員11万人)は医療知識、最新文献、調査、娯楽まで必要情報
を要約して提供する。中高年向けに「生活よろず相談サイト」を今春稼動したのが
NTTデータ。資産・健康・病気・介護の相談に乗るサービスを始めた。
サイト運営企業に共通するのは、情報精査-情報選別-情報要約-迅速対応-個人情
報保護に細心の注意を払っていることだ。ネット上に溢れる情報(ウエブサイト総
データ量)は98年から急激に伸び始め04年までの6年間で44倍に膨らんだ。これほ
ど大量の情報が流通しているとその価値判断など取捨選択は困難な行為となる。
マス媒体向けの広告量の伸びがネット広告の勢いに押され気味の昨今、広告・情
報発信手段への見直しも含め、特定層向けのネットコンシェルジュの役割は大きい。
「情報卸業者」ともいえる中間業者のビジネスチャンスは拡大しそうだ。
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○硬貨流通残高が初の減少!消費者敬遠で硬貨流通に異変あり
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世の中に出回っている50円玉や5円玉の硬貨流通枚数が減っている。500円玉、
100円玉は微増、10円玉、1円玉は横ばい。
3月時点の日銀調査によると硬貨流通残高(平均)は金額ベースで約4兆4500億円。
前年同月比0.04%減で71年調査結果公表以来、初めて減少したことがわかった。
紙幣では2000円札を除けば増加か横ばいで、2000円札は約49%と激減している。自
販機対応の遅れで使いづらさが芽生えたこと、1万円札など新札発行(04年11月)の
普及を優先した結果、消費者は紙幣を選別する傾向が強まり半減したものと分析する。
硬貨が減っている背景には電子マネーの急速な普及があるともみられる。硬貨の流
通残高は90年代後半からおよそ1-3%台の伸びで推移してきた。通貨の流通量は経
済活動に連動し、金融政策の運営における経済指標の一つとされている。したがって
景気回復期にある現在、硬貨流通量は増えるものとされていたが、昨年4月からは、
はっきりと伸び率が低下傾向を示している。異変ともいえる硬貨減少は消費者の行動
様式の変化にあるようだ。そのきっかけが前述の電子マネーによる決済方法であり、
スーパー、コンビニ、飲食店、エキナカ(駅中店鋪)などで「小額買物」に財布代わ
りに導入が急増した。これにクレジットカードの決済も加わって、「コインレス買物」
が貨幣を駆逐する勢いで伸びている。
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○中小でも取り組める次世代育成策、子育て支援はきめ細かい対応で
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次世代法(次世代育成支援対策推進法)施行から1年が経過した。同法は「子育て
支援策」を企業などに求める法律。従業員が301人以上で育児休業の取得率向上など
計画策定の届け出義務があり、それ以下では努力義務とされる。
しかし中小企業での取り組み方は人的・経済的な面で遅れがちなのが実情だ。現実
に、05年末までに行動計画を届け出たのは全国でわずか1422社にすぎない。業界団体
の調べでは「計画の作り方が分からない」と答えた企業が約50%もある。4社に1社
が「人手不足」「メリットがつかみかねる」「計画策定や届け出が面倒」などと消極
性が目立った。
次世代法の骨子は、「子育てしやすい職場作り」であり、育児休業制度をいかに実
行するかである。中小企業での導入成功例を見ると、まず企業規模から社員1人ひと
りの事情が分かり、きめ細かい対応が取りやすいことが基本にある。福岡県の足場工
事業(従業員110人/女子社員20人)は、個々人の出社時間をずらし、休暇も調整し
あい弾力的な対応を取っている。大事な点は仕事の進ちょく状況を全員が共有する共
通認識を制度化することだ。
さいたま市のビルメンテナンス業は「報償金制度」を設けた。両社は対策費をコス
トではなく、人材育成、活性化の投資と見る。手っ取り早く「毎日ノー残業デイ」を
徹底した会社もある。企業の少子化対策とは経営者の経営理念や将来ビジョンにかか
っていると専門家は指摘している。
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○在庫担保による新たな資金調達:都市銀ほか各地金融機関で本格化
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商品在庫などを担保にした「動産担保融資」が、不動産を持たない中小企業の新た
な資金調達手段として広まっている。
経済産業省も後押しするみずほ銀行の場合、基本的な仕組みは、ICタグ(電子荷
札)を使い在庫情報を詳細に把握しその時点で融資可能額を計算できるというもの。
実験を終えたばかりだが、商品在庫が随時変化する業種での集合動産を担保とする試
みである。
この実験は福祉用具レンタルの大手、ハートウエル(京都市)と連携、ICタグ在
庫管理システムを活用して、動産担保が足りているかをチェックする。在庫回転が早
く商品単価が低くても担保に取れるようになり、融資可能企業が広がる利点がある。
なおハートウエル社は多種類の福祉用具も持つが、実際には資金が必要ないため仮定
の融資を実行。経産省はこの実験を通して近く報告書をまとめ、金融機関担当者向け
に融資マニュアルを作り他の金融機関に周知し利用を促す構え。
みずほ銀行は実験外にピアノや切削工具などを担保にすでに融資を行っている。三
井住友銀行は在庫と売掛債権を合わせて担保に取る手法を開発し、融資枠の残高は約
3千億円に増えている。福岡銀行は商工組合金庫と連携し、海産物卸会社に昆布や煮
干しを担保に融資した。岡崎信金(愛知県)は県内のロボット製造会社にロボットを
担保に1億円を融資した。同省の調査では約30%の企業で在庫担保の融資利用に前向
きという。
Lets総合事務所 事務局 山本 正
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