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法律・経済最新ニュースのかんたん解説 読者数 4,733名
Vol.143 2007/4/4 (毎週水曜日発行)
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┏ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
1.格差社会の安全ネット
2.深刻化する黄砂現象
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◎ 格差社会の安全ネット
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妹のブログを見て、私まで憂鬱になった。こんなことを言ったら手前みそと言われ
そうだが、もともと妹のブログは掛け値なしにさわやかなブログ(気ままに三百六十
五日= yahooで検索)なのである。それなのに、その日のブログだけは深刻に考えこ
まざるをえなかった。
以前のパート仲間から久しぶりに電話があったそうだ。彼女は懐かしくて電話して
きたのではない。借金の申し入れだったそうなのである。彼女は66〜7歳、パート
で働いていたが、自転車で転んで怪我をし、会社を首になった。怪我は治ったが、次
の仕事がなかなか見つからない。旦那は痛風がひどくて働けない。生活費は年金の6
〜7万円のみとのこと。せっぱ詰まって電話してきたのだろう。しかし、妹もそんな
自由になる金があるわけはない。気の毒とは思うけど、どうにもしてあげられない。
ごめんなさいねと断ったけど、心がとても重いと書いてあった。これまで、彼女が怠
けていたわけではないのだろう。一所懸命がんばってきたけど、不運が重なったのだ
と思う。
今、格差社会が問題となっているが、各人の才覚と努力の程度に従って、結果に差
異が生じるのは仕方がないことであろう。それを不可とするならば人間社会は衰退す
る。競争あってこその発展である。従って、格差はあってしかるべきなのである。
人は生まれ、生き、そして死んで行く。生まれた以上、死ぬまでは生きて行かなけ
ればならない。従って、その間どう生きるかということは極めて重要なことであり、
各人の責任において、各自の人生設計を立てて生活しているはずである。
ところが、長い人生には予期せぬ事が起きるのも事実である。一所懸命努力しても、
思わぬ不運に見舞われることだってある。よかれと思ってやったことが裏目に出て、
不幸な結果になることだってあるだろう。そんなとき、最低限の生活を保障するため
の安全ネットが必要となる。ところが、その安全ネットの制度自体が機能不全に陥り
かけているのである。
我が国において、その安全ネットの主なものとしては、政府管掌の社会保険と生活
保護の制度とがある。ところが、少子高齢化等社会状況の変化や保険制度を主管する
社会保険庁の不手際等が重なって、国民が保険制度に不審を抱くようになった。特に、
保険料全額を自分で納付しなければならない国民健康保険第1号被保険者の保険料未納
者が年々増加してきて、現在約4割近くの者が納付していない状況に陥っている。
一方、生活保護を受ける者は増加の一路をたどっている。それはそうだろう。40
年間、まじめに保険料を納めた者より、生活保護を受ける者の方が給付が多いのだ。
人間としての矜持を捨ててしまいさえすれば、保険料など払わずに、いざとなったら
生活保護を受ける方がよっぽど得に決まっている。経済の観点からだけで、勝ち組、
負け組と決めつけている昨今の風潮からすれば、矜持を捨てることなどさして抵抗は
ないだろう。
ところが、優しいはずの保護は、非保護者をだめにする。保護を受けると生命力が
衰退するからである。やむを得ず保護するときにも、最小必要限度にとどめ、速やか
に自立できるようケアしなければならないが、それがどうもうまくいっていないよう
である。
一時大問題となったこの安全ネットの立て直しも、その後沙汰止みとなっているが、
早急に抜本的な改正を行い、国民から信頼されるものにしなければならないと思う。
そこで、これは私案であるが、
1.基礎年金は、全額税金でまかなう。財源は消費税を充てる。
2.2階部分は、各被保険者が独自に保険料を決めて積み立てる。いわゆる積み立て
方式とする。
3.3階部分は、各職域における現在の厚生年金、共済年金のように、労使折半で保険
料を積み立てる。第1号被保険者は、国民年金基金に加入する。
4.原則として、生活保護の制度は廃止する。
要するに、各人が矜持を持って人生を全うできるように、自分自身の責任において、
自分自身の人生設計を行うのである。
行政書士 古田 嘉人
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◎ 深刻化する黄砂現象
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3月下旬から異常な黄砂現象が起こっています。車には大量の砂がこびりつき、スギ
花粉を乗り越えて一安心したにもかかわらず、ヒノキ花粉と黄砂のコングリマリットは
容赦なく攻撃してきます。一昨日などは、大阪市内の視界が 3キロ程度になり、雲間か
ら太陽が顔を出しても黄色く霞んでいました。夜は満月でしたが、やはり春の朧月夜よ
りもくすんでいました。
お隣の韓国でも深刻な黄砂現象に見舞われ、アレルギー症状や感染症を引き起こして
いるとのことです。
黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地
域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に
乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。
風によって大気中に舞い上げられた黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境に
しばしば重大な被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の
発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響を及ぼしています。
また、海洋へも降下して、海洋表層のプランクトンへのミネラル分の供給を通して海
洋の生態系にも大きな影響を与えていると考えられていますが、その量についてはまだ
明確にはなっていません。
黄砂現象は従来、自然現象であると理解されてきましたが、近年ではその頻度と被害
が甚大化しており、急速に広がりつつある過放牧や農地転換による土地の劣化等との関
連性も指摘されています。
そのため、黄砂は単なる自然現象から、森林減少、土地の劣化、砂漠化といった人為
的影響による側面も持った環境問題として認識が高まっています。
黄砂の発生・発達、日本までの輸送、輸送途中での物理的・化学的変化などのメカニ
ズムは、気象や地質などの要因が複雑に作用して形成されています。
北東アジアを起源とする黄砂は、偏西風により輸送され、北太平洋を横断し北米大陸
まで到達していることが、衛星画像やモデル計算によって明らかになっています
黄砂粒子には、石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘
土鉱物が多く含まれています。日本まで到達する黄砂の粒径の分布は、直径4ミクロン
付近にピークを持ちます。黄砂粒子の分析からは、土壌起源ではないと考えられるアン
モニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオンなども検出され、輸送途中で人為起源の大気
汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されています。特に、オリンピックに向け、急
ピッチで進められる中国の工業化による大気汚染は深刻だと思われます。
我国では、黄砂現象がそれ程マスコミを賑わすことがありません。それは、通常黄砂
は名古屋以東、東京にまでは到達しないからです。東京が大騒ぎにならないと、マスコ
ミは騒がないのです。地方からの「のぼり記事」はクローズアップされないのです。
関西エリアは独自に対処しないと、マスコミに頼っていたら大変なことになるかも知
れません。
気象庁黄砂情報 http://www.jma.go.jp/jp/kosa/
岡田上先生の警告
http://www.okadaue.com/health/e58.htm
株式会社 経営改善センター 山本 正
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